J_iの寸法効果とJ_<IC>試験条件に関する研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In this paper, we investigated effects which thickness and width of the test specimen give on J_i, J at the initiation of a stable crack growth. Also, taking into account the test results, we estimated quantitatively the size-limitations of J_<IC> test by the finite element method. We obtained conclusions as follows. (1) From the experimental results about the size-effects on J_i ; i) a) Effect of width (or ligament length) of the test specimen on J_i are proved to be contrary to that of thickness. b) CTODi, Crack Opening Displacement (CTOD) at the initiation of the stable crack growth, is proved to be independent of thickness of the test specimen. And the dependence of CTODi on width (or ligament length) is caused by an en-or of the formula to calculate CTOD. Because, according to CTOD difined and described in this paper, CTODi is regarded as a material constant. ii) Its' found that temperature-dependent curves of J_c J on the initiation of the cleavage fracture, and J_i are shift extremly by the size-effects. Therefore, we should take into account that J_<IC< which is estimated from small test specimens is occasionally not appropriate. (2) From the results of finite element method i) The existing size-limitations of J_<IC> test which are described as B, b ⪈ 25J_<IC>/_<flow> are invalid, so we cannot estimate the true J_<IC> which is independent of size of the test specimen. The invalidness is caused by the reason why J_i can agree with the true J_<IC> owing to the mixed effects of thickness and width of the test specimen. ii) The size-limitations of J_<IC> test which are taken into account material characteristics are formulized of the plane-strain condition. iii) Its' found that we can make use of the size-limitations of this paper as a sufficiently condition when using the standard test specimen which thickness is equal to the width.
- 社団法人日本船舶海洋工学会の論文
著者
-
町田 進
東京大学工学部
-
金沢 武
東京大学船舶工学科
-
金沢 武
東京大学工学部
-
金沢 武
長崎総合科学大学
-
金沢 武
東京大学工学部船舶工学科
-
金田 重裕
東京大学工学部
-
小口 憲武
東京大学大学院
-
小口 憲武
東京大学大学院:(現)東京ガス株式会社
関連論文
- 平板交差隅肉溶接部近傍での疲労亀裂伝播挙動
- 破壊管理制御設計手法の一提案
- 限界COD値に及ぼす切欠尖鋭度の影響
- 曲げと引張を受ける貫通欠陥の疲労き裂伝播速度と脆性破壊発生について
- 海洋構造物格点部の脆性破壊特性評価 : 第2報 : 鋼管T継手の曲げ荷重下での脆性破壊
- 海洋構造物格点部の脆性破壊特性評価 : 第1報 : 鋼管T継手の引張荷重下での脆性破壊
- 424 海洋構造物格点部のひずみの簡易推定および脆性破壊強度評価 : 海洋構造物格点部の脆性破壊強度評価 2(海洋構造物材の腐食疲労特性, 海洋構造物の安全性と設計, 加工・システム・利用技術, 日本鉄鋼協会第 112 回(秋季)講演大会)
- 鋼材の脆性き裂伝播・停止の力学モデル (3) : 混成型試験への適用
- 鋼材の脆性き裂伝播・停止の力学モデル(2) : 温度勾配型試験への適用
- 鋼材の脆性き裂伝播・停止の力学モデル(1) : 基礎モデルの構築
- 鋼材の脆性き裂伝播停止挙動に関する : 考察
- 9%Ni鋼の脆性破壊発生靱性と停止靱性の関係に関する実験的検討
- DCB試験による鋼材の脆性破壊伝播停止特性の評価
- 引張り曲げを受ける表面切欠からの脆性破壊発生特性(第一報)
- Fibrous Crack Extensionを伴う脆性破壊とCOD
- クラックを有する立体構造物の脆性破壊発生特性
- COD仮説による脆性破壊発生特性の研究
- 鋼材の脆性破壊発生特性におよぼす疲労の影響(第2報)
- 脆性破壊に関する研究の動向
- 鋼材の脆性破壊発生特性におよぼす疲労の影響
- TMCP型降伏点40kgf/mm^2級高張力鋼板の船体構造への適用 : 使用区分と溶接継手部に必要な靱性値
- クラックアレスターの有効性について(第2報)(昭和43年学協会刊行物掲載論文再録集)
- クラックアレスターに関する基礎的研究(第6報) : スチフナ型アレスタの有効性について
- 破壊力学の理論と応用(破壊力学)
- 214 斜め突合せ継手平板の中間サイクル疲労強度
- ISO TC/108 WG7(人体に対する振動許容限界に関する委員会)出席報告
- 超音波探傷による欠陥検出と破壊強度評価
- 疲労き裂伝ぱを律するパラメータに関する考察
- 疲労き裂先端ひずみ変化の詳細観察
- 構造的応力集中部における欠陥のCTOD評価法に関する研究
- 国際溶接学会(IIW)1994年次大会出席報告
- 309 低温用アルミニウム合金材溶接部の疲労き裂伝播特性
- ブロック荷重を受ける溶接構造の疲労寿命推定法に関する一考察
- ホットスポット応力基準による疲労強度評価(第3報) : FEMによる評価
- ホットスポット応力基準による疲労強度評価(第2報) : ピーク歪による評価
- 最近の船体用高張力鋼溶接継手部の強度特性について
- 破壊評価線図法に基づく9%Ni鋼の延性破壊強度評価
- R曲線理論による長大亀裂の延性不安定性の評価
- 表面亀裂開口変位による大径鋼管の脆性破壊発生特性の評価
- 長大亀裂に対する9%Ni鋼板の脆性破壊伝播停止性能について
- 大型異種鋼材混用溶接継手の静的引張強度と伸び挙動について
- 疲労き裂伝播に関する一考察
- 319 9%Ni鋼の表面切欠からの疲労亀裂伝播
- 表面欠陥からの疲労亀裂伝播特性について : (第1報)
- 229 溶接部のCOD特性について(第2報) : 溶接残留応力の効果
- 228 溶接部のCOD特性について(第1報) : 大形試験と小形試験のCOD特性の比較
- 脆性破壊発生のクライテリアに関する考察
- 広帯域ランダム荷重下の疲労き裂進展挙動の予測手法
- 討 27 J 積分及びき裂開口角概念に基づいた延性き裂の安定成長と不安定破壊発生に対する検討(V 鋼材の延性破壊, 第 103 回講演大会討論会講演概要)
- 破壊強度評価法の検討(第2報) : 円孔端き裂広幅試験の破壊強度解析
- 破壊強度評価法の検討(第1報) : JWES法とR6法の比較
- 安定延性亀裂成長後の不安定破壊発生挙動について(第二報)
- 信頼性工学の概念を導入した欠陥の破壊力学的評価について
- 溶接欠陥の許容限界評価への信頼性工学的アプローチについて
- 信頼性工学的手法によるCTOD試験の合否判定法の検討
- 延性不安定破壊の破壊力学的検討およびその配管系の安全性評価への適用
- 限界COD値評価の信頼性工学的検討
- 高速クラックの動的様相に関する研究 : 第5報 : クラックアレスターの動的解析
- J_iの寸法効果とJ_試験条件に関する研究
- 混合モード状態における脆性破壊発生に関する考察 : 第2報
- 安定延性亀裂成長後の不安定破壊発生挙動について : 第三報
- 板骨構造における脆性亀裂の伝播停止挙動予測について : 第1報
- 安定延性亀裂成長後の不安定破壊発生挙動について
- 高速クラックの動的様相に関する研究 : 第4報 : 応力波の影響について
- 高速クラックの動的様相に関する研究 : 第3報 : 造船用鋼材の動的破壊特性
- クラックアレスターに関する基礎的研究(第7報) : 長大クラックの阻止とアレスターの設計について
- 脆性破壊伝播停止特性におよぼす寸法効果および荷重条件の影響
- 国際船舶海洋構造会議(ISSC)理事会/技術委員長会議,疲労・破壊技術委員会等出張報告
- 海洋構造物の疲労被害度に対する信頼性解析
- 422 海洋構造物の安全性評価における欠陥の統計的取扱い(海洋構造物材の腐食疲労特性, 海洋構造物の安全性と設計, 加工・システム・利用技術, 日本鉄鋼協会第 112 回(秋季)講演大会)
- COD設計曲線の検討
- J-積分による破壊基準について(第2報)
- 工業的試験法としての曲げCOD試験について : 第2報
- J-積分による破壊基準について
- 実働荷重下の疲労き裂伝播の研究 : (第1報) ランダム荷重とブロック荷重との比較
- クラックアレスターに関する基礎的研究(第3報) : 実験的検討
- 実働荷重下の疲労き裂伝播の研究 : 第2報 : 狭帯域ランダム荷重における進展挙動のき裂開口応力による検討
- 高速クラックの動的様相に関する研究(第2報) : PMMAの動的破壊特性
- 高速クラックの動的様相に関する研究(第一報) : 差分法による動的解析
- 鋼材の限界CODに及ぼすひずみ速度の影響
- 10.アモルファス金属(先端技術と造船)
- 323 不均質溶接継手の破壊挙動
- ランダム荷重下の疲労き裂伝播挙動に及ぼす荷重履歴の影響について
- クラックアレスターに関する基礎的研究(第2報) : Patch型アレスターモデルについての基礎的考察
- 高速クラックの動的様相に関する研究(第6報) : 張出型二重引張試験の動的解析
- 実働荷重下の疲労き裂伝播の研究 : 第3報 : 狭帯域ランダム荷重下の疲労き裂進展挙動の予測手法
- 破壊発生条件に関する研究(第1報)
- 破壊強度に関する研究動向 : 破壊靭性試験法
- 思いつくまま
- 拘束部材の脆性破壊発生特性について
- 船舶の寿命に関する基礎考察
- 高速ぜい性き裂の停止挙動
- 高速クラックの動的様相に関する研究 : 第7報 : 表面切欠付二重引張試験の動的解析
- 溶接学会第 5 回国際シンポジウム (5WS) の報告
- 第11回ISSC-91技術委員長会議およびIII・2技術委員会(疲労・破壊)出席報告
- クラックアレスターに関する基礎的研究(第5報) : 溝型およびスチフナ型クラックアレスターの解析
- クラックアレスターに関する基礎的研究(第4報) : Integral Stiffener型アルレスターモデルについての考察
- 309 COD試験による溶接部脆性破壊発生特性について
- 工業的試験法としての曲げCOD試験について
- Study on Fracture Assessment (3rd Report):Study on Applicability of CTOD Design Curve