脳血管疾患の危険因子に関する疫学的研究 (第1報) : 高血圧性脳内出血
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
脳血管疾患の危険因子を明らかにする目的で, case-controlを行った.今回は第1報として, 高血圧性脳内出血(ICH)の危険因子に関し分析した.高血圧症は最も重要な危険因子であり〔odds ratio(OR)12.78〕, 降圧剤投与によりリスクは約1/3に減少した.飲酒歴は有意な危険因子であったが(OR2.67), 一部はalcoholの血圧上昇作用を介していた.家族歴は単変量解析では有意差を認めたが, 多変量解析では独立因子ではなく, 高血圧・飲酒歴などを介して間接的に影響していた.運動・散歩などを行っている人はICHのリスクが低く, ストレスコントロールがICH予防に有効であった.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1998-05-20
著者
-
井谷 徹
名古屋市立医学部 衛生学教室
-
城 憲秀
名古屋市立医学部 衛生学教室
-
永田 泉
京都大学医学部脳神経外科
-
小野 純一
千葉県循環器病センター脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学医学部脳神経外科
-
小野 純一
千葉大学医学部脳神経外科
-
久保田 基夫
千葉大学医学部脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学 大学院医学研究院脳神経外科学
-
久保田 基夫
千葉大学 大学院医学研究院脳神経外科学
-
久保田 基夫
千葉大学医学研究院神経統御学
-
久保田 基夫
千葉大学 医学研究院 神経統御学
-
杉本 信志
美唄労災病院脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学 脳神経外科
-
山浦 晶
千葉大学医学部 脳神経外科
-
小野 純一
千葉県循環器病センター 脳卒中診療部
-
山浦 晶
千葉大学医学研究院
-
久保田 基夫
千葉大学大学院医学研究院脳神経外科学
-
久保田 基夫
千葉大学大学院 医学研究院 神経統御学
関連論文
- 低コスト職場改善に参加型トレーニングツールが有効な理由 : アジア地域の労働組合研修に学ぶ
- 運動・感覚中枢に局在を持つAVMの外科治療
- 椎骨脳底動脈系の非出血性解離性動脈病変の治療方針(非出血性解離性脳動脈瘤の治療方針)
- 脳動静脈奇形に対する治療適応 : 臨床判断分析による検討
- 椎骨脳底動脈系解離性動脈病変の転帰決定因子 : 再出血に影響を及ぼす因子の検討
- 頭蓋内解離性動脈病変出血例の長期的転帰 : 椎骨脳底動脈系の保存的治療例25例の検討
- 小さな脳動静脈奇形の自然歴 : ガンマナイフ治療を施行した2000例の初回出血の検討
- モヤモヤ病患者におけるreverse steal phenomenon
- 大学病院医療事務作業者の作業内容と作業負担
- くも膜下出血で発症した椎骨脳底動脈系の頭蓋内解離性動脈病変の検討 : 病態および外科的治療成績