中脳腹側部海綿状血管腫をpterional approachにて全摘出した1例
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概要
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本症例は57歳,男性.1989年10目に複視にて発症し,MRIにて海綿状血管腫と診断された.1991年3月再出血によって症状が増悪し,subtemporal approachにて亜全摘出術を施行した.94年1月再々出血によってWeber's syndromeをきたしたため,pterional approachにて全摘出術を施行し,術後大きな神経脱落症状なく退院した.脳幹腹側部海綿状血管腫の中でも,全摘出報告例は少なく,pterional approachを用いた報告例は稀である.今回脳幹腹側部海綿状血管腫摘出術におけるpterional approachの有用性について,脳幹部海綿状血管腫の手術適応に関する考察もあわせて報告した.
- 日本脳神経外科コングレスの論文
- 1996-07-20
著者
-
宮本 亨
京都大学医学部脳神経外科
-
永田 泉
京都大学医学部脳神経外科
-
菊池 晴彦
京都大学医学部脳神経外科
-
高橋 潤
京都大学医学研究科 脳神経外科
-
森本 将史
京都大学医学部脳神経外科
-
宮本 亨
京都大学大学院医学研究科附属高次脳機能総合研究センター
-
宮本 亨
国立循環器病センター 脳神経外科
-
高橋 潤
京都大学附属病院 脳神経外科
-
宮本 亨
京都大学医学部医学研究科脳神経外科
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