癌化学療法の副作用情報統合を目的としたデータシートの構築 : 抗腫瘍剤・インターフェロン・放射線併用療法の副作用情報統合と評価
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概要
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We prepared data sheets to consolidate information on adverse reactions occurring in combination chemotherapy. Using them, we monitored adverse reactions due to combination therapy consisting of vincristine, nimustine, carboplatin, interferon-β and radiation therapy (VAC-F-R) in 50 patients with brain tumors, and evaluated their severity using the Common Terminology Criteria for Adverse Events v.3.0. The incidences of adverse reactions due to the VAC-F-R protocol were then compared with that for adverse reactions due to existing monotherapy. With VAC-F-R, a high incidences were observed for appetite loss (86%), nausea (68%) and vomiting (34%), and the incidences of leucopenia and thrombocytopenia with grade 3 or higher were 60% and 24%, respectively. Vomiting and fever could be prevented by pretreatment with a 5HT_3 receptor antagonist and non-steroidal anti-inflammatory drugs. While the incidences of the unpreventable adverse reactions were 1.5-to 5-fold greater than those seen with monotherapy, there was no difference in the time of the nadir for leucopenia and thrombocytopenia as compared to monotherapy with nimusitine. Our efforts to consolidate information on adverse reactions due to a particular chemotherapy regimen have helped decrease their severity in cancer patients and improve their quality of life.
- 日本医療薬学会の論文
- 2006-07-10
著者
-
橋本 信夫
京都大学医学部脳神経外科
-
矢野 育子
京都大学医学部附属病院薬剤部
-
乾 賢一
京都大学医学部附属病院薬剤部
-
片岡 大治
京都大学医学部脳神経外科
-
高橋 潤
京都大学医学研究科 脳神経外科
-
橋本 信夫
京都大学医学研究科 脳神経外科
-
橋本 信夫
国立循環器病センター
-
桂 敏也
京都大学医学部附属病院薬剤部
-
古俵 孝明
京都大学医学部附属病院薬剤部
-
高木 康志
京都大学大学院医学研究科 脳神経外科
-
矢野 育子
Department Of Pharmacy Kyoto University Hospital Faculty Of Medicine Kyoto University
-
北条 雅人
京都大学医学研究科脳神経外科学
-
高木 康志
京都大学医学研究科脳神経外科学
-
片岡 大治
京都大学大学院医学研究科脳神経外科学
-
片岡 大治
京都大学医学研究科脳神経外科学
-
乾 賢一
京都大学 大学院医学研究科心臓血管外科
-
桂 敏也
京都大学医学部附属病院 薬剤部
-
北条 雅人
京都大学医学部脳神経外科
-
北条 雅人
京都大学医学部脳神経外科学教室
-
高橋 潤
京都大学附属病院 脳神経外科
-
乾 賢一
京都大学医学部
-
橋本 信夫
京都大学医学部附属病院脳神経外科
-
古俵 孝明
福井大学医学部附属病院薬剤部
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