型付きユニフィケーションとクローズの対象指向解釈について
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概要
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オブジェクトを自分自身および変数としかユニファイしない"定数"で実現し,さらに特定の型の"定数"とのみユニファイする型付変数を含む型付ユニフィケーションを導入することによりクローズを対象指向的に解釈できることを示す.内部状態を持つオブジェクトをユニフィケーションの中では定数として扱うことにより,オブジェクトに対する副作用をユニフィケーションやバックトラックとの整合性を保ったまま実現することができる.さらに,特定の型の定数とのみユニファイする型付定数を導入することにより,定数の型をクラスとして,ヘッドゴールに型付変数を持つクローズをメソッドとして解釈することが可能となる.このようにして定義したメソッドは呼び出し側がオブジェクトのときだけでなく未定義変数のときも正しく動作し,述語の自然な拡張になっている.
- 日本ソフトウェア科学会の論文
- 1987-01-14
著者
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