逐次型推論マシンCHI-IIの性能評価

概要

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通産省の第5世代コンピュータ・プロジェクトの一環として開発した逐次型推論マシンCHI-II(Co-operative High Performance Sequential Inference Machine)のアーキテクチャ性能評価について報告する。CHI-IIは、述語論理型言語を使用した知識べースの高速実行を目的としており、大容量実メモリと高速インタプリタを特徴とする。性能評価には、ECRC(European Computer-industry Research Center)のベンチマークプログラムとCHI-II上に構築したDNA配列検索知識ベース・システムKNOAを使用した。性能評価の結果、CHI-IIアーキテクチャのマイクロ操作並列処理機能が処理速度向上に効果があることを確認した。また、処理速度を測定した結果、コンパイルしたコードの実行性能でSun4/280上のQuintus Prolog 2.3版の1.5倍、インタプリタの場合は6.8倍の結果を得た。
一般社団法人情報処理学会の論文
1990-03-14