画像処理による照明変動等にロバストな駐車状況判定法

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概要

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本論文では,駐車場に設置されている監視カメラから撮影した画像を用い,画像処理により駐車車両の検出方法を提案する.駐車場に入る際に,駐車された台数やどこが空いているかなどの情報をドライバーに提供することが重要な課題になる.本研究では,ドライバーに有効な,駐車場の空車場所の情報,混雑情報を提供することが目的である.画像による方法は,少数台のカメラで駐車場の全領域が監視できるので,システムのコンパクト化やコストの低減が可能になる.駐車場の画像は,常に駐車場に隣接する建物の屋上に設置されたカメラにより撮影した画像である.照明の変化,影の影響を低減する.濃淡画像に対し対数変換を行い,抽出されたエッジから車両の存在を検出する方法の一つとし,各駐車区画領域あたりのエッジ画素の比率でその区画内の車両の存在の有無を判定する.各時間帯の画像に対し,その平均正解率は96.9%であった.
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-07-18

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