時刻の概念に基づく通信サービス仕様記述言語STRの拡張に関する研究

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概要

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通信サービスの仕様記述言語として用いられているものに、時系列的に処理の流れを記述する手続き型言語がある。しかし、この言語では、複数の通信サービスが絡んだ動作の簡潔な記述が困離である。そこで、宣言型通信サービス仕様記述言語であるSTR(State Transition Rule:状態遷移規則)が研究されている。STRは、宣言型言語であるため端末の動作を簡潔に記述でき、また、サービス間競合の検証が容易であるという利点をもつ。しかし、STRには時刻の概念が存在せず、絶対時刻を扱った通信サービスの仕様記述を行うことができないという問題点がある。本稿ではこの点に着目し、STRに時刻の概念を導入することを目的とし、言語仕様の有効な拡張法を提案する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-05

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