通信サービス仕様検証エミュレータの構成法に関する検討

概要

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通信サービスソフトウェア開発の上流工程において、通信サービス仕様検証の機械的な支援を目指す技術が望まれている。現在、通信サービス仕様記述の正当性を検証する手法として、宣言型通信サービス仕様記述言語であるSTR(State Transition Rule)により記述された通信サービス仕様を送次解釈し検証するインタプリタがWS(Work Station)上に間発されている.しかし、このインタプリタは単一WS上での絵図によるアニメーション的な表現を用いているため、次のような問題点がある。(1)マルチメディア端末が絡むような複雑な通信サービス仕様を検証する場合、直感的には理解しづらい(2)交換ノード側の動作が暗に含まれており、検証時に示されない.そこで、本稿ではマルチメディア端末が絡む通信サービス仕様や各端末が相互に関係する通信サービス仕様の直感的検証を支援するため、交換ノード側の動作を明確に示したシステムの基本構成法を提案する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-09-18