スクリーニングサービスを含めた通信サービス仕様エミュレータの構築及び評価(<小特集>ネットワークソフトウェア)

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通信サービスソフトウェア開発の上流工程において, 通信サービスの要求仕様を早期にかつ正確に獲得し, 仕様検証を機械的に支援する技術が望まれている. 本論文では, 宣言型通信サービス仕様記述言語であるSTR(State Transition Rule)で記述された通信サービス仕様に基づく動作を実体験することにより, その仕様動作の理解向上を支援し, また通信サービス仕様の正当性並びに複数サービス間の競合検証も可能とする通信サービス仕様エミュレータを提案する. 具体的には, LANを介して接続された複数のワークステーション(WS)にネットワーク機能及び端末機能を設定し, ネットワーク機能側にSTRで記述されたサービスシナリオを保持させ, これに基づく動作を逐次実行する. また, ユーザが好みに合わせて規定する"カスタマイズドサービス"のなかで, 特定の条件により享受するサービスを選択するスクリーニングサービスに対応するためのシステム拡張法を考案する. この拡張により, ユーザが規定するスクリーニング条件を含めた総合的な通信サービス仕様のエミュレートが可能となり, ユーザの通信サービス仕様に対する更なる要求満足度の向上が期待できる. 更にLAN上に構築した本システムの有効性を評価している.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-05-25

スクリーニングサービスを含めた通信サービス仕様エミュレータの構築及び評価(<小特集>ネットワークソフトウェア)

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