適応型負荷分散マルチキャスト経路設定法に関する検討
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概要
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現在, ATM網におけるトラヒックの効果的な収容法として, 網内に配置された情報複製機能を有する交換機(コピーノード)を分岐点として木状の経路を構成する方法が有効である.この方式では, 呼設定時に同報型の経路選択制御が必要となるが, この制御の簡単化・高速化を実現するため, コピーノードの数を限定した仮想網を構築し経路選択対象を簡単化することが提案されている。しかし, 網設計時に限定数のコピーノードを固定配置した場合には, 同報トラヒックが網内の局所的な部分に集中するため, 輻輳が生じる可能性が高くなる.本研究では, ルーチング時に限定数の交換ノードについてのみ中継ノードとしての経路分岐を許可し, その許可権をcopy-tokenと名付け, copy-tokenを有する交換ノードをコピーノードと呼ぶことにする.そして, 網内の使用状況を元にしてcopy-tokenを地理的に計算機シミュレーションを通して経路コスト及び呼損率に関する考察を行い, 本提案方式である経路選択制御の性能評価を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-02-05
著者
-
戸出 英樹
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
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池田 博昌
大阪大学大学院工学研究科
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池田 博昌
大阪大学大学院工学研究科通信工学専攻
-
山内 弘貴
大阪大学大学院工学研究科通信工学専攻
-
池田 博昌
大阪大学工学部通信工学科
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