無線伝搬状態を考慮に入れた伝送補償型パケット転送スケジューリング(有線無線シームレス, モバイルネットワーキング, Mobile IP, 無線通信, ネットワーク制御, 一般)
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概要
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移動体端末を用いたインターネットアクセスは,その端末の環境や移動等により,伝送誤りが頻繁に発生することが知られている.特にバースト誤りが発生した場合,効率的な誤り訂正を行うことができないため,基地局全体のスループットが低下してしまうという問題が生じる.また,各端末に対する転送量は各コネクションの無線伝搬路の状態に依存しているため,端末間の転送量に格差が生じてしまうことがある.そこで,本稿では,無線基地局全体のスループットの向上と,無線伝搬路状態に起因する各端末間の転送量における公平性の向上を目指し,伝搬路状態を考慮に入れたパケット転送スケジューリング機構を提案する.また,シミュレーション結果を通して本提案方式の有効性を評価する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-07-11
著者
-
村上 孝三
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
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村上 孝三
大阪大学大型計算機センター
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戸出 英樹
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
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福井 洋平
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
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山垣 則夫
大阪大学大学院情報科学研究科
-
山垣 則夫
大阪大学 大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
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