バースト型情報転送を用いた映像配信方式の提案
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概要
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将来のB-ISDNを利用したマルチメディアアプリケーションの一つとして, 映像配信サービスに対する需要が高まることは容易に予想される.特に, 視聴者の生活パターンの多様化に伴い, 視聴者が希望する時間に所望の映像番組を視聴することが可能なオンデマンド型サービスに対する一層の需要の拡大が予想される.現在有望視されているオンデマンドは放送型映像配信サービスの例としてはFull VoD, Near VoDなどのビデオオンデマンド(以下VoD)が挙げられるが, 通信資源, 記憶資源の制約のため現状では広く普及するまでには至っていない.本研究では超高速ネットワークにおける効率的VoDシステムの実現を目的とする.まず, 映像情報の転送形式に着目し, マルチキャストを積極的に利用しつつ, 映像情報を分割したファイルをブロック単位として情報一括転送を行う方式を組み合わせたバースト的な配信方式を提案する.次にサーバ, クライアント双方の必要機能を抽出し, 両者間のプロトコルについての検討を行う.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-12-17
著者
-
村上 孝三
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
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村上 孝三
大阪大学大型計算機センター
-
戸出 英樹
大阪大学大学院情報科学研究科情報ネットワーク学専攻
-
宇野 哲史
大阪大学大学院工学研究科情報システム工学専攻
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