磁気記録ニューロ弁別用4ビット同時弁別ニューラルネットの雑音特性

概要

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線密度の高密度化を目的とするニーッロ弁別で、従来方式以上の高密度弁別できることをシミュレーションで示した。しかしこれまでの方法は、データビット(以後DBと略)が1ビットの、1ビット同時弁別である。HDDへの応用を考えると、ニューラルネット(以後NNと略)は1ビット分の積和演算を数十nsの時間間隔で、同時に行わなければならず、NNに高速性が要求される。そこで切り出し波形の中のDBを4ビット分指定し、4ビット同時弁別できれば、NNの許容演算時間は4倍に延びる。この方法は学習時間が延びる為まず初めに、学習時間が短いディジタルニューロ弁別で、4ビット同時弁別を確認後、4ビット波形の分割数を検討した。小分割数での弁別が確認できたのでアナログニューロ弁別で4ビット弁別を行い、弁別限界が良いNNが確認できた。一方、雑音特性について、DB1ビットに対して高周波雑音特性に対する結果が良く、ニューロ弁別は雑音に強い事が示された。そこで、4ビット同時弁別に対して、正弦波雑音に対する評価を試みた。本文は、そのシミュレーションの報告である。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-09-05