磁気記録ディジタルニユーロ弁別におけるクロック位相ずれ時の弁別特性

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概要

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本文ではディジタル磁気記録の高密度化の問題を波形干渉が問題となる線密度と,S/Nが問題となるトラック密度の問題に分け、最後に面密度最大という立場で考える。線密度に関しては再生波形或はそれを処理した波形を数ビット(以後bと略記)毎に切出し、それをニューラルネット(以後NNと略記)でパターン認識する事により(この弁別方法をニューロ弁別と呼ぶ)、従来のピット毎弁別より高密度弁別が可能な事はすでに示した。そこでは切出しの前後のビット列からの干渉(これを擾乱と呼ぶ)効果の学習のためにガードピット、擾乱ビット等を導入した。この時切出し直前後ピットはデータではないので、波形の切出し位相が若干ずれてもエラーしない可能性がある。本文はこの問題をシミュレーションで調べた報告である。具体的にはクロックの位相ずれエラーに対し、どこまで弁別できるかという問題である。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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