磁気記録のアナログニューロ弁別における正弦波雑音に対する弁別特性

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概要

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近年、磁気記録装置の大容量化への要求は増大する一方である。従来の固定聞値によるピット毎の弁別では、線記録密度の高密度化において波形干渉を原因とする限界がある。しかしニューラルネットワーク(以下、NNと略)を用いれば、数ビットをパターンとして弁別することで、以上のような限界を超えられる可能性があり、これをソフトシミュレーションによって確認した。トラック密度を考えると信号振幅はトラック幅に比例し、雑音についての検討が必要になる。用いたシュミレーションソフト(NEC、Neuro-O7)は文字認識にも使用され、細かいかすれ、にじみに強い。したがって高周波雑音に強いという従来にない特性を持つ可能性がある。また、通信の分野でNNを復調器として使うと雑音に強いという報告もある。本論文では、ニューロ弁別の雑音に対する弁別特性を調べるために、まずは正弦波を雑音とした実験を行ったので、その結果を報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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