差信号を補助信号として用いるマルチサイドローブキャンセラ
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概要
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レーダの主アンテナのサイドローブから入射する複数の干渉波を抑圧するマルチサイドローブキャンセラ(Multiple SideLobe Canceller, MSLC)は, 干渉波の数と同数以上の補助アンテナを必要とし, 補助アンテナや適応フィルタ回路の増設に伴い構成が複雑になる. 本稿では, 主アンテナがアレーアンテナで構成される場合に, 2つのサブアレーの和信号Σを主信号, 差信号△を補助信号として用いる構成が簡単なMSLCについて考察し, この和信号Σおよび差信号△に含まれる干渉波成分の振幅を揃えることによりlつの差信号△だけを用いて複数の狭帯域な干渉波を抑圧できることを示している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-08-13
著者
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