孤立点目標対背景雑音電力比を考慮したPhase Gradient Autofocusアルゴリズム
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概要
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合成開口レーダでは,レーダプラットフォームの動揺により生じる受信信号の位相誤差を補償するためにオートフォーカス法がよく用いられる.PGA(Phase Gradient Autofocus)はその代表的な一手法である.この手法では,観測領域内に散乱断面積が十分大きな点目標の存在を仮定し,その受信信号に基づき位相補償量を計算する.しかし,点目標の近傍に他の反射点が存在する場合,あるいは地表面など背景からの反射が大きい場合には,点目標の反射信号との干渉が大きくなり,位相補償量に誤差を生じる問題があった.この問題を解決する方法として,観測領域内のレンジ毎に独立にPGAを適用した結果に対し,点目標とその周囲の散乱断面積の比に基づいて,位相補償量を重み付けして補償量を求める手法を提案する.また,計算機シミュレーションにより,その有効性を示す.
- 2002-02-15
著者
-
岩本 雅史
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
桐本 哲郎
三菱電機株式会社情報技術総合研究所
-
長谷川 秀樹
三菱電機株式会社鎌倉製作所
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桐本 哲郎
電気通信大学大学院情報理工学研究科
-
桐本 哲郎
三菱電機 情報技総研
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桐本 哲郎
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所
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岩本 雅史
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所
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