頭部X線CT画像の診断支援システム構築へのアプローチ : 輪郭モデルに基づく領域分割

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概要

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本研究では,頭部X線CT画像を対象とした診断支援システムの構築を目的としている.頭部は多くの解剖学的な組織から構成されていることから,この構造の認識に基づく疾患の識別が必要となる.しかし,構造の複雑さ,さらに画像の性質として,これらの境界が曖昧であることから,各構造部位の識別には領域分割が前処理として重要な課題となる.そこで,処理対象とする関心領域を設定し,この領域においてあらかじめ標準的な解剖学的構造に基づき作成された輪郭モデルを用い,各構造部位の分割を試みる.以下では,頭部X線CT画像を対象とした場合の領域分割,また病変部の識別に関する問題点を挙げ,その後,上記の処理手法の概略を説明する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-09-26

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