2段構成による非同期式レート変換器の設計
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概要
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2段構成の非同期式レート変換器の設計について述べる.初段において入力信号のサンプリング点の整数等分点の中から, 窓函数法により複数個補間して中間データを算出し, 第2段はこれらの中間データより任意の実数タイミング点(入力サンプリング点の整数等分点以外の点)を多項式補間して出力する.第2段の補間係数は再サンプリングの都度, 計算により更新する方法を採用し, これに必要な定数はあらかじめメモリにストアすることとした.信号スペクトルは平たん, 変換誤差の累積則として電力和をそれぞれ仮定し, 信号帯域と所要変換誤差を与え, 第2段の多項式次数を固定し, 初段の補間倍率を可変とすると, 積和計算回数(2段合計)はほぼ一定に保たれるが, 補間係数総数(2段合計)はある補間倍率において最小となる.次にその条件のもと, 多項式次数を変化させると, 積和計算回数と補間係数総数の間にはトレードオフ関係が成立する.しかし, 適切に次数を決定すれば, 積和計算回数も補間係数総数も十分小さい値に抑えることができる.
- 2001-09-01
著者
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