時系列データの補間への窓函数の適用に関する検討
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概要
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サンプリング定理による補間は帯域制限された波形に対して、原理的に正しい補間値を与える。しかし、補間値を与える無限級数の収束が悪く、リアルタイムでの使用に適さない。この場合、適切な窓函数を使用することにより、少ないデータ点数を用いても、精度の高い補間が可能となる。半面、窓函数を掛けることにより、信号のスペクトルが広がり、「折り返し歪み」が発生し、補間誤差が避けられない。精度の高い補間を行なうためには周波数スペクトルの狭い窓を使用する、サイドローブ減衰の速い窓を使用する、あるいは、信号の最高周波数をナイキスト周波数より余裕をもって低く設定するなどが望ましい。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-11-19
著者
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