狭帯域信号に対する高精度補間の一方法
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概要
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サンプリング定理による補間を行う場合,補間値を与える無限級数の総和にオイラー窓を用いると少ないデータを用いて高い精度の補間が可能である。この場合,周波数が高くなると上記級数が交代級数からはずれるため,補間精度が急に悪化する。今回,無限級数の総和にあたって一旦,交代級数に変換してからオイラー窓を適用するアルゴリズムを検討した。この方法は入力信号にある窓函数「変形オイラ窓」を掛けてからサンプリング定理を適用することと等価である。この窓を用いると,とびとびの周波数に対してではあるが,高い精度の補間が可能である。シミュレーションの結果,ナイキスト周波数の1, 2以上の周波数の信号に対して,2桁程度の精度向上が得られた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-24
著者
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