フーリェ余弦級数型窓函数を用いた時系列データの補間法
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概要
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サンプリング定理による時系列データの補間に対してフーリェ余弦級数型窓函数を適用した場合の誤差解析と補間シミュレーションを行い,窓巾や級数項数と補間誤差の間係を求めた。その結果補間位相に関連した定数で正規化したCOSのL乘タイプの場合,補間誤差がN^-L-1>(Nは窓巾)に比例し,最も効率的と分かった。この正規化が無いとLの如何に係わらず,補間誤差はN^-2>に比例する程度である。但し,指数Lを大きくし過ぎると,ナイキスト周波数の1, 2以上の領域に於て補間誤差がかえって増えてしまう。L=8の場合,直流からナイキスト周波数の75%にいたるスペクトルを有する疑似ランダム信号に対して,窓巾N=20(使用データ数41)として相対補間誤差10^-5>が得られた。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-06-24
著者
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