多段構成による非同期レート変換器に関する一検討
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概要
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初段に窓函数法または最小誤差法(同期補間), 第2段に多項式補間(非同期補間)をそれぞれ用いた2段構成の非同期サンプリングレート変換器について検討した.係数メモリ容量を固定した状態で, 多項式次数をパラメータとして, 初段の窓巾と総合誤差の関係を示すグラフを用いて, 変換の演算時間を最小にするパラメータが決定できる.初段の窓巾は2段目の条件には依存せず決まってしまう.係数メモリ容量と演算時間の間にはトレードオフの関係が生ずる.一例として, 帯域巾が0.5πの平坦スペクトル信号に対して, 総合の変換誤差-80dBをを得るためには, 係数メモリ容量150ワード, 初段の窓の半巾4(データ巾9), 同補間倍率は18, 2段目の多項式次数は2とすればよい.このとき, 積和計算回数は36となった.本アルゴリズムはリアルタイムにおけるレート変換に適している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-07-31
著者
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山本 哲
日立電線株式会社オプトロシステム研究所
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浅井 孝弘
日立電線株式会社 オプトロシステム研究所
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許 俐
日立電線株式会社 オプトロシステム研究所
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許 俐
日立電線(株)オプトロシステム研究所
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浅井 孝弘
日立電線株式会社オプトロシステム研究所
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山本 哲
日立電線株式会社
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