多段構成による同期式レート変換器の一設計法
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概要
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同期式の多段レート変換器の最適設計を行った.信号のスペクトルは平坦とし, 所望の変換誤差(補間誤差の累積値, ただし累積則は電力和を仮定), 信号帯域, 全補間倍率を与え, 変換時間(積和計算回数)と所要係数メモリ容量を同時に最小にするパラメータ(各段のデータ半巾と各段の補間倍率)を求めた.補間法としては窓函数法などの高精度補間法を用いた.初段のデータ半巾と補間倍率は信号帯域と所望の変換誤差のみで決まってしまう.第2段以降のデータ半巾は段数によらず1でよい(データ巾3に相当).また, 第2段以降の補間倍率は全て互いに等しい値を取る.変換段数Lを増やすと変換時間は大きくなるが, 係数メモリの所要容量は少なくなる.全補間倍率Uを大きくしてゆくと係数メモリの所要容量はU^<1/L>に比例して増えてゆく.全補間倍率が比較的小さい場合と大きい場合の2つのケースについてパラメータの最適設計を行い, リアルタイムにおけるレート変換の実現の可能性を示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-10-29
著者
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山本 哲
日立電線株式会社オプトロシステム研究所
-
浅井 孝弘
日立電線株式会社 オプトロシステム研究所
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許 俐
日立電線株式会社 オプトロシステム研究所
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許 俐
日立電線(株)オプトロシステム研究所
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浅井 孝弘
日立電線株式会社オプトロシステム研究所
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山本 哲
日立電線株式会社
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