梯子状地導体形コプレーナ線路(LGCL:Ladder Grounded Coplanar Line)
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概要
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高速ディジタルICやMMICなどの超高周波ICへの作り込みが容易な,新型の伝送線路, Ladder Grounded Coplanar Line (LGCL)を提案し,その特性を解析と実験の両面から検討した.LGCLは,地導体を梯子状に間引いて,伝送線路特性を制御するところに特徴があり,マイクロストリップ線路に比べ,誘電体膜の厚さを格段に薄くすることができる.またLGCLの基本構成要素である梯子状の地導体は,コプレーナ線路を用いる際必要な,中心導体で分割された地導体を同一ポテンシャルに保つための"ブリッジ"の役目もしている.このため通常のコプレーナ線路に比べ,設計性が高いだけでなく,2層配線構造にLGCLを適用すると,伝送線路と大容量キャパシタが同時に実現できる等の特徴がある.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-11-25
著者
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