SP2000-15 ヤコビ行列を用いた雑音環境への適応法の拡張
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概要
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音響モデルの雑音適応法の一つであるヤコビ適応法の適応範囲を拡張する手法として, 複数初期モデル化, および雑音とチャネル伝達特性の同時適応化法を提案する.ヤコビ適応法はTaylor展開を利用して, 雑音適応に伴うケプストラム領域における非線形変換を線形演算によって近似し, 0.5秒間程度の適応データによる高速な適応を実現している.しかし, 線形性の仮定が成立しないほどに雑音の変化が大きい場合, 適応精度が低下する.そこで, 予め用意した複数の初期モデルの中から最適なモデルを選択する手法を示す.また, 伝達特性も変化する場合に, 最小二乗法を用いて雑音と伝達特性の変化成分をそれぞれ推定し, 適応を行う手法を示す.孤立単語認識実験によって有効性を確認した.
- 2000-06-15
著者
-
下平 博
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
嵯峨山 茂樹
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科情報処理学専攻
-
中井 満
北陸先端科学技術大学院大学
-
下平 博
北陸先端科学技術大学院大学
-
加藤 裕
北陸先端大
-
加藤 裕
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
赤江 俊彦
(株)富士通北陸システムズ
-
赤江 俊彦
北陸先端大
-
嵯峨山 茂樹
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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