音楽要素の分解再構成に基づく日本語歌詞からの旋律自動作曲
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概要
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日本語歌詞からユーザの意向を反映して多様な歌唱旋律を生成するための自動 作曲法があれば,歌のプレゼント,メールの歌い上げ,非専門家の創作支援な どが行える.本論文では初めに,自動作曲される旋律の多様性向上と音楽性の 保持の両立が難しいこ とを議論し,特に日本語歌詞から歌唱旋律を生成する際には,(1)音符数の変化 にかかわらず同じ印象を持つリズムの生成法と,(2)ユーザの意向,歌詞の韻律 と古典的な作曲法に基づ く制約条件を満たす音高列の生成法が必要であることを論じる.(1)については リズム木構造仮説に基づく方法,(2)については,動的計画法を用いた確率最大の音高系列 の探索により解決できることを示す.様々な制約条件のもと自動作曲した結果について専門家による評価を行ったと ころ,本手法によって古典的な歌唱旋律の作曲法からの逸脱の少ない旋律が生 成されることが示され,ユーザの意向を反映して多様な旋律を歌詞から生成す る方法として有効であることが分かった.
- 2013-05-15
著者
-
中妻 啓
東京大学大学院情報理工学系研究科
-
深山 覚
東京大学大学院情報理工学系研究科
-
嵯峨山 茂樹
NTTヒューマンインタフェース研究所
-
深山 覚
東京大学
-
嵯峨山 茂樹
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科情報処理学専攻
-
西本 卓也
東京大学
-
酒向 慎司
名古屋工業大学
-
小野 順貴
東京大学情報理工学系研究科
-
嵯峨山 茂樹
東京大学情報理工学系研究科
-
嵯峨山 茂樹
東京大学
-
小野 順貴
国立情報学研究所
-
深山 覚
東京大学 大学院 情報理工学系研究科
-
中妻 啓
熊本大学
-
西本 卓也
支援技術開発機構
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