自立語と付属語の連鎖統計モデルを用いた音声認識のための候補選択
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概要
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音声認識に用いられる統計的な言語モデルとして、単語のbigram,trigramなどの連鎖統計が有効であることが知られている。しかし、従来の方法では表される情報が局所的なものに限られ、大域的な制約を表現することは困難である。本報告では、文中の付属語のみ、あるいは自立語のみに注目した連鎖統計を用いることにより、より大域的な構文的、意味的な言語情報を表現しうる言語モデルを提案する。音声認識への応用として、文節マトリクスから文候補を選択する後処理として本モデルを用いたところ、従来の文節間文法を用いた方法より高い文認識率を得、本手法の有効性を確認した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-06-18
著者
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