PRMU2000-36 ストロークHMMによるオンライン手書き文字認識の性能評価
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概要
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文字の構成要素のHMMを用いたオンライン手書き文字認識方式の評価実験について報告する.まず, 辞書のサイズを最小にするストローク(方向線分)をモデルの単位とした認識実験を行い, 本手法のベースラインとなる認識性能を示す.評価用資料には新たに学生を筆記者として2種類のデータベース(αセット, βセット)を収集した.αセットは筆順違いによる性能劣化要因を省くために正しい筆順で新旧教育漢字1016字種を108人に筆記してもらった.またβセットは筆順の自由なJIS第一・第二水準漢字の6353字種のデータセットで, 1人あたり1200字程度の分担で80人分収集した.これらを用いた認識実験により, αセットを用いた1016字種カテゴリの実験で94%以上, βセットの未学習字種を含む6353字種カテゴリの場合で約80%の1位認識率が得られた.また, 少量の字種サンプルによる筆記者適応によって認識率の向上も認識した.
- 2000-06-16
著者
-
嵯峨山 茂樹
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科情報処理学専攻
-
中井 満
北陸先端科学技術大学院大学
-
下平 博
北陸先端科学技術大学院大学
-
秋良 直人
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
小場 久雄
金沢学院大学美術文化学部
-
嵯峨山 茂樹
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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