流通過程における電子情報と暗号化鍵の保護

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概要

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暗号は電子情報の不正な読み出しを防ぐ有効な手段の一つである。しかし、部分的に暗号化の施されたニュースを投稿する場合などにおいては、必ずしも暗号化の時点でメッセージの受信者が決定しているわけではない。このため、暗号化されたメッセージを正当な受信者のみが読み出せるような形式に変換する必要が出てくる。この変換において、暗号文を一旦平文に戻した後に受信者宛に暗号化を行なうと、中間段階に平文が現れ、この平文が盗まれる可能性が生じる。そこで、本論文では中間段階においてもメッセージが危険に晒されないような電子流通方式を提案し、その構築に際して、委任暗号とブラインド復号の手法が有効であることを示す。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-05-20

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