韓国人日本語学習者によるアクセント知覚と音節構造に関する考察
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概要
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CV-CV/,/CV-H/,/CV-N/のモーラ構造を持つ3種類の無意味語合成音を刺激音としたアクセント知覚実験を日本語を学習する朝鮮語話者57名に対して行った.その結果,/CV-CV/のような自立モーラ連続の2モーラ2音節語のアクセント知覚は/CV-H/や/CV-N/のような後半に特殊拍を含む2モーラ1音節語より困難であることが分かった.また,ピッチ変化に比較的敏感である慶尚道方言話者とそれ以外の者との比較ではアクセント知覚に有意な差がないことが分かった.この結果によって音節言語話者が,モーラ間の相対ピッチ判断を行うことが難しいことが示唆される.
- 1995-05-18
著者
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