日本語長音の短母音化現象 : 語中位置および発話のスタイルとの関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本語長母音の短母音化現象の実態を, [1] 自然談話の聴覚的分析, [2] 文朗読音声の音響分析, [3] 合成音声による知覚実験, の3手法によって分析した. その結果, 自然談話のスタイルにおいては短母音化が頻繁に起こるが, 文朗読というスタイルにおいては起きないことが分かった. また, 語頭位置ではほとんど起きず, 語中ないし語末の音節において起きやすいことが分かった. さらに, 合成音声による知覚実験においても語中位置と短母音化の関係を指示する結果が得られた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-12-11
著者
関連論文
- コーパス構築と著作権保護(研究開発における情報利用と著作権)
- KOTONOHA『現代日本語書き言葉均衡コーパス』の開発(資料研究の現在)
- 自発音声とデータベース(音声学・音韻論の過去・現在・未来)
- 英語コミュニケーション能力の自動測定技術の提案
- パラ言語情報に関わる喉頭音源の音響的特徴
- 自発音声コーパスにおけるF0下降開始点位置の分析
- 長/短母音の時間制御特性-自発音声コーパスの分析-(1)
- パラ言語情報による発声様式の変化 : 高速ビデオ画像の解析
- 調音音声学から音声の物理学へ : 千葉勉・梶山正登の貢献(母音研究 : Chiba&Kajiyamaから最新研究まで)
- 発話速度の違いが印象評定に及ぼす影響
- 日本語自発音声の韻律ラベリング体系 : X-JToBI
- 自発音声に対する音素自動ラベリング精度の検証
- X-JToBI : 自発音声の韻律ラベリングスキーム
- 韓国人学習者による日本語の単語アクセント知覚
- 韓国人日本語学習者によるアクセント知覚と音節構造に関する考察
- 発話の丁寧さの知覚におよぼす語彙的要因と韻律的要因の関係とその社会差
- 科学技術振興調整費開放的融合研究推進制度 : (小特集:) : 大規模コーパスに基づく『話し言葉工学』の構築
- 共通日本語話し言葉コーパスの設計
- 『日本語話し言葉コーパス』の設計の概要と書き起こし基準について
- 『日本語話し言葉コーパス』の設計の概要と書き起こし基準について
- 「日本語話し言葉コーパス」の書き起こし基準について
- 「日本語話し言葉コーパス」の書き起こし基準について
- 音声対話コーパスの共有化へ向けて
- 調音運動から見たパラ言語情報の生成
- 自発音声コーパスにおける印象評定とその要因
- 「日本語話し言葉コーパス」の書き起こし基準について
- 自発音声に対する J_ToBI ラベリングの問題点検討
- 大規模話し言葉コーパスにおける発話スタイルの諸相-書き起こしテキストの分析から-
- X-JToBI : 自発音声の韻律ラベリングスキーム
- X-JToBI : 自発音声の韻律ラベリングスキーム
- 言語情報の知覚における韻律と分節音の手がかり - 両耳分離聴による左右耳差の検討 -
- パラ言語情報の生成と知覚 : 多次元尺度法による布置と音響特徴の関係
- パラ言語情報の知覚一同定データの多次元尺度法による分析
- 『日本語話し言葉コーパス』を用いた自発音声の分析
- 企画委員長挨拶(新会長および新委員長の就任挨拶)
- PNLPの音声的形状と言語的機能
- 日本語有声破裂音における閉鎖調音の弱化
- C5.日本語ザ行音の調音様式の変異について(研究発表,音声学会2009年度(第23回)全国大会発表要旨)
- 自発音声における大局的な発話速度の知覚に影響を与える要因
- B10. アクセント句を単位としてみた自発音声の韻律特徴 : 韻律境界強度の予備的分析(研究発表,日本音声学会2007年度(第21回)全国大会発表要旨)
- 講演音声の大局的な印象に影響を与える要因
- 庶務委員長挨拶(新会長および新委員長の就任挨拶)
- 日本語話し言葉コーパスの設計(音声研究関連データベースの動向)
- ブラジル人日本語学習者の2モーラ語と3モーラ語のピッチ実現(中間言語の音声)
- 日本語学習者の長/短母音の同定におけるピッチ型と音節位置の効果
- 会議報告 : ICPhS99(第14回国際音声科学会議)
- 千葉・梶山の『母音論』について(『母音論』出版60年)
- 日本語話し言葉コーパスの音声ラベリング(音声学と音声工学)
- 脳研究への期待(ワークショップ:「音声にとっての脳,脳にとっての音声」,第306回研究例会発表要旨)
- 『日本語話し言葉コーパス』を用いた言語変異研究(音声のバリエーション)
- まえがき(音声の獲得)
- 第二言語の音声の習得を阻む要因(音声研究の課題(第二回))
- 日本語長音の短母音化現象 : 語中位置および発話のスタイルとの関係
- 日本語長音の短母音化現象 : 語中位置および発話のスタイルとの関係
- 日本語長音の短母音化現象 : 語中位置および発話のスタイルとの関係
- まえがき(『母音論』出版60年)
- 「コーパスアノテーションの基礎研究」および「コーパス日本語学の創成」
- 言語資源研究系の共同研究プロジェクト
- /z/の調音様式の変異 : コーパスによる分析
- C2-2. 自発音声中のフィラーの特性に関する予備的分析 : 位置と高さの分析(研究発表,日本音声学会2012年度(第26回)全国大会発表要旨)
- 聴取実験に基づく講演音声の印象評定データの構築とその分析
- 前川喜久雄 編/監修 辻井潤一・投野由紀夫・徳永健伸・丸山岳彦・山崎誠・小木曽智信・中村壮範・山口昌也 著『コーパス入門』
- Webを母集団とした超大規模コーパスの開発 : 収集と組織化
- P5. 日本語自発音声におけるfinal loweringの生起領域(口頭発表,日本音声学会2013年度(第27回)全国大会発表要旨)