指示詞の解釈からみた談話セグメントの構造化(セッション2)(<特集>人間による言語理解・言語処理)
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概要
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談話の構造を記述する理論としてGrosz/SidnerのものとMann/Thompsonの修辞構造理論(Rhetorical Structure Theory)がある.筆者らは,談話構造の認識が指示詞の解釈にもたらす影響をモデル化する試みを行っており,Grosz/Sidner(GS)理論に基づいて,談話の進行にともなう主体の注意状態の推移をフォーカス・スタックにより動的に把握し,指示詞の指示領域をいかに固定するかを課題としている.本稿では,談話セグメント間の関係を明確に記述するためにMann/Thompsonの理論を導入し,これらの理論を統合する観点からの指示詞解釈モデルを考察する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2004-07-02
著者
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