生成語彙論の枠組みに基づいた動的語彙モデルの構築
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概要
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我々は,生成語彙論(The Generative Lexicon)[1]の枠組みに基づいた「動的語彙モデル」を提案する.このモデルは,辞書と規則体系から構成される.先ず,生成語彙論の表示に従って辞書構築プログラムを開発し,名詞のタイプやイベントタイプによって,項構造と意味構造が自動的に対応するよう設計した。この辞書に登録された情報を利用して,限られた語彙から合成語や句を生成させるアルゴリズムを構築した.headとなる単語に規則を適用しmodifierの意味が加えられ,複雑な語構造が形成させる.また,単語の複数の意味は1つのエントリから派生され,文として構築していく際に,前後の単語の要求するタイプに従って,最も適当な意味が決定される.評価実験の結果から,このモデルが曖昧性の解消にも有効であることがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2002-07-09
著者
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