心拍動の視覚・触覚シミュレーション手法の提案と実装

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本研究の目的はActiveHeart : 心拍動の4次元視覚・触覚シミュレーション環境の提案及び実装である。本稿では、まず拍動心臓が示す能動的な触覚情報及びリアルタイムな視覚情報を記述するための手法を提案する。本手法に適用されるデータは心電同期された3次元MRIによって成人男性から取得される。弾性情報としては臨床医の経験上の値を一定弾性率として与えた。そして、心拍動モデルを触感デバイス及びリアルタイム3次元画像生成能力を持つハードウェアを用い、心拍動シミュレーション環境として設計し実装した。構築したシステムに対する数名の心臓外科医の評価の結果、触感伝達のためのインタフェースには改良の余地が残されているが、画像及び心泊動の力覚提示は優れているとの結論が得られた。最後に、発展的な心臓手術シミュレーション構築へ向け、今後の本研究の展開を議論する。
2000-10-06

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク