打撃振動波形によるコンクリートブロック中の傷の有無と傷位置の推定
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概要
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コンクリート構造物は,時間経過すると内部が損傷することがあるが,例えば構造物が地下に埋設され表面のみが地表に現れているような場合,表面に現われている部分に取り付けられたセンサのみから得られる情報で,コンクリートの傷の有無とその場所を非破壊検査することが望まれている.この問題に対し,筆者らは振動ピックアップを地表に現われている部分に複数配置し,表面をハンマで打撃し,傷からの反射音を解析することによって損傷の有無,位置等を明らかにする方法の検討を行ってきた.この方法では1)内部の傷を検出するのに妨害となる表面波を取り除くフィルタを用い,2)深さ方向の分解能の改善のためハンマ波形を窓関数として利用することによって傷の有無とその居ちを推定できることを示しているが,センサの位置と傷の位置関係によっては満足できる結果が得られなかった.そこで本報告では傷からの反射波が入り難いセンサに対して,側面と傷面の2回の反射波を利用し,推定精度の向上を図った.
- 1993-12-17
著者
-
安倍 正人
岩手大学工学部
-
中鉢 憲賢
東北大学工学部
-
安倍 正人
東北大学大型計算機センター
-
本郷 哲
宮城高専
-
安倍 正人
岩手大学工学部情報工学科
-
本郷 哲
東北大学工学部
-
根元 義章
東北大学大学院 情報科学研究科
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