初期反射音除去のための能動音場制御手法について
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概要
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音像定位の制御を行なう場合, 制御用音源から両耳までの伝達特性を打ち消し, 所望の音源位置から両耳までの伝達関数を実現するフィルタを用いることが多い. このような制御を精度良く行なうためには, 音場の特性ができるだけ単純であるのが望ましい. つまり, 受聴する室に存在する壁などによって生じる反射音はなるべく少ないほうがよい. このような音場を実現するものとして無響室があるが, 実際には一般の部屋や簡易無響室など, 反射の存在する室で音像定位の制御を行なわなければならない場合が多い. そこで本報告では, 1次反射音のみが存在する系で音像定位の制御を行なうことを想定し, 音像制御系とは別の系によって音場に存在する反射音を除去する手法について検討する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-08-30
著者
-
鈴木 陽一
東北大学 電気通信研究所
-
曽根 敏夫
東北大学 電気通信研究所/大学院情報科学研究科
-
浅野 太
電子技術総合研究所
-
鈴木 陽一
東北大学 情報科学研究科
-
高根 昭一
東北大学 電気通信研究所/大学院情報科学研究科
-
阿部 一任
松下電器産業(株)マルチメディア開発センター
-
高橋 弘宜
東北大学 電気通信研究所
-
阿部 一任
東北大 通研/情科研
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