車間距離がドライバーに与える心理的影響 : ドライバーの苛立ち(自動車・交通におけるコミュニケーション&インタフェース及び一般)

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概要

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追突事故は, 交通事故の内の大きな割合を占めているが, これは, ドライバーの先急ぎ衝動や, 追突リスク認知の不正確さ等により, 車間距離が不十分な為に発生する事故である.本研究では, 安全な車間距離の重要性を提唱するために, ドライバー教育の一つとして役立てることを目的として, 車間距離とドライバーの心理特性との関連性を分析した.研究の結果から, 若年ドライバーは思い通りの運転ができないことへの苛立ちを感じやすく, そのために, 安全な車間距離を取っていないと認識しながら十分な車間距離を取ろうとしていないことがわかった.また, ドライバーは, 安全域を大幅に下回る35m以下という車間距離になってようやく, 車間距離不足の危険性を実感することが示唆された.
社団法人電子情報通信学会の論文
2005-01-15

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