線形符号を用いた画像情報分散方式の一提案
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
画像情報分散方式としてMoni NaorとAdi Shamirの"Visual Cryptography"がある。これは、元画像をn枚の透かし絵に分割しk枚集めれば元の画像が得られるという方式である。この方式では特別な暗号の知識がなくても復号できるという特徴があるが、復号したときに解像度が堕ちるという欠点がある。そこで、上記の特徴を持ち、解像度を落とさずに分割する方式を提案する。これは線形符号を用いて元画像を分割するものでn枚に分割した画像をn枚集めex-orするだけで元画像が得られる。ただし、分割するときにn-1枚以下では元画像が復号できないようにするために'不線形化'する。さらに、安全性の定義として従来のSecret Sharingでは使われていないビット反転率を導入した。今回は、このように簡単で高速な画像情報分散方式の提案をする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
関連論文
- 並列計算機を用いた素因数分解
- 極位数に基づく重み順序から構成されるエルミート符号のFeng-Rao設計距離の最適性について
- Hermite曲線符号の単項式順序による構成法における最適な設計最小距離について
- 1L-6 マルチメディア通信に適したリニューアル可能な暗号認証システムの検討
- 商用目的に適した鍵回復システムの開発
- 鍵回復システムの設計と実装
- 光PPM通信における漸近的に最適な代数的符号について
- ディジタル署名の変換可能性とそのオラクル盗用問題への適用
- 流通過程における電子情報と暗号化鍵の保護
- マルチメディア通信における動画による識閾下伝意の脅威の問題
- マルチメディア通信環境における識閾下伝意の脅威と対策
- マルチメディア通信環境における識閾下伝意の脅威と対策
- インターネットにおける動画による識閾下伝意の脅威
- 我が国におけるコンピュータウィルスの現状と対策
- ID符号の構成法について
- フィードバックシフトレジスタとテーブル関数を用いた乱数生成に関する一考察
- 数え上げ符号の効率的な符号化・復号化アルゴリズム
- 部分的な復号を可能にするZiv-Lempel符号の提案
- シャフリングのランダムネスとそのコストの評価
- 耐タンパー技術のためのアルゴリズム難読化の一提案
- 集合族における極小集合決定アルゴリズムとその応用
- コンピュータウイルスの現状と対策
- コンピュータウイルスの拡散と消滅の大域的振舞いについて
- コンピュータウイルスとその対策
- インボリューション型暗号に対する解析手法の一提案
- Modular符号を用いた連接符号の最ゆう復号における信頼性関数について
- ビット比較に基づいた既知平文によるFEAL-6の解析的攻撃
- 光通信におけるハイブリッドARQ方式の適用について
- インターネット上のモバイルコンピュータのためのエージェントに基づく安全な支払いシステム
- インターネット上のモバイルコンピュータのためのエージェントに基づく安全な支払いシステム
- 線形符号を用いた画像情報分散方式の一提案
- ワクチンを持たないノードを考慮したネットワーク上におけるコンピュータウイルスの拡散と消滅
- ウィルス拡散シミュレーション : ワクチンを持たないノードがある場合
- 安全なモバイルエージェントの構築法について
- タイミングアタックを用いた暗号解読に関する研究
- 一般情報源に関するSgarro型情報源ネットワークの符号化定理
- 自己復号型秘密情報通信方式における鍵配送についての一提案
- 効率的な同報暗号通信方式
- ソフトウェアの難読化について