結合振動子系による特徴結合ニューラルネットワークモデル

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
結合振動子系の位相同期現象により,視覚特徴の結合を行なう特徴結合モデルを提案する.D.Hornらによって提案された特徴結合モデルでは視覚刺激の空間配置や注意の空間的位置を表現できない.そこで,注意の位置を表す振動子を導入し,視覚刺激の位置だけが入れ替わる現象や,位置をも含めた特徴結合が表現できる.計算機シミュレーションにより,視覚対象の特徴と空間的位置が位相同期により結合される過程を示した.同期が起こっていない過渡的な状態で結合錯誤の現象を示した.また,視覚刺激の数が少なければ同期現象が早く現れる.このことは,視覚心理において結合錯誤が生じる確率が減少することに対応する.
社団法人電子情報通信学会の論文
1993-05-26

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク