浦賀航路における避航失敗確率について

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概要

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危険な遭遇の発生数の推定理論を用いて浦賀航路における危険な遭遇の発生数を求め、同発生数と要救助海難統計より求めた浦賀航路での衝突事故数から、浦賀航路における避航失敗確率を算出した。また、同じ方法で分離航行が実施される前の避航失敗確率、さらに、現状の分離航行に速度管制を加えた場合の衝突数の減少を推定した。また、過去の航行実態調査からの衝突確率との比較を行った。その結果、本報告の方法では分離航行を施行すると危険な遭遇の頻度が1/4ほどになるが、実態調査では、現状の分離航行により衝突事故は以前のおよそ1/7であることが判明した。しかし、反航が同航より避航失敗確率が2倍ほど高いとの藤井等の指摘を加味すると、本報告の方法による結果は実態を良く説明していると考えられる。
社団法人電子情報通信学会の論文
2002-03-13

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