TCAD利用技術の開発と3つの課題
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概要
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TCAD利用技術を、プロセス、デバイスシミュレータ等(実験データも含め)を利用して、現在開発中のVLSI設計にとって有用なデータを提供するための、利用(応用)技術あるいは一種のメソドロジーと定義し、役立つCAD技術に関して、以下の3つの課題(バリア)を速やかに超える必要性を述べた。それは、VLSI設計開発における(1)開発短期短縮へ寄与する利用方法(2)開発工数、コストの低減へ寄与する利用方法(3)TCAD設計精度(確実性)の保証、である。大規メモリー設計を例題としたTCAD利用技術の開発を示し、上記課題(3)をTCADデータベース構築及び統計手法の利用等で解決すると共に、全回路設計パラメータのTCAD生成に依りメモリー開発期間を約2ヵ月短縮出来る見通しを得た。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-16
著者
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