Hodgkin-Huxley方程式における孤立周期解の分岐について
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概要
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Hodgkin-Huxley方程式は神経細胞膜の電気的興奮現象を模倣する最も代表的な現象論的数理モデルである. Hodgkin-Huxley方程式において外部刺激電流の大きさを変化させると, 安定な平衡点から周期解か分岐する. この分岐特性が, 方程式のパラメータであるカリウム平衡電位の値を変えることによりどのように変化するかを詳しく解析した. その結果, 特に退化したHopf分岐点付近で2種の双安定な周期解や, isolaと呼ばれる孤立周期解の存在が確認された. これらはShiau(1991)らによってすでに報告されたものとはタイプが異なる. また分岐によって引き起にる膜電位の様々な波形を紹介する.
- 1996-01-25
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