入社時の評価と10年後の人事考課との相関

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概要

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入社試験の結果や新人教育期間中の成績と、入社後10年間に積み重ねられた人事考課の結果との間に、どのような相関関係があるのかを、技術系の社員を対象に調査した。その結果、相関関係が認められたのは、入社試験の「専門」が5%水準、新人教育での「情報基礎」が10%水準で、それぞれ有意であった。相関関係が認められなかったものは、入社試験の「常識」や「数学」、「英語」と、実践に役立つことを目的とした「機種別」新人教育であった。これらのことから、学校で学んだ「専門」の知識や新人教育期間中での「情報基礎」といった、技術に関しての基礎的知識が、入社後10年を経ての人事考課に反映していることが明らかになった。
一般社団法人電子情報通信学会の論文
1996-12-14

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