電磁シールド効果の厳密解に近い簡易計算法

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概要

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シェルクノフの式および抵抗皮膜近似式は、微小電気ダイポールあるいは微小磁気ダイポールが電波源である平板シールドに対して、誤差を生じる。そこで、ダイポール波源の方向、種類の異なる4通りの平板シールドについて、誤差が生じる条件を考察した。シェルクノフの式および抵抗皮膜近似式を書き直すと、3つの無次元パラメータの関数となる。しかし、数値解析により、誤差を生じさせるパラメータは、選び方を工夫すれば、2つで良いことが分かった。そこで、この2つのパラメータを使って、シェルクノフの式および抵抗皮膜近似式から厳密解の値を得るための補正値を示した。この補正値を用いれば、シェルクノフの式、あるいはさらに簡便である抵抗皮膜近似式から、複雑な厳密式と同等の解を得ることができる。
社団法人電子情報通信学会の論文
1994-04-28

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