常識判断のための概念ベース構成法 : 概念間論理関係を用いた概念属性の重み決定法
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概要
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情報処理技術の発展は急速であるが,人間らしい知的な処理という点においてはなお大きな課題が残されている.本研究の目的は,人間らしい常識的な判断が行える常識判断メカニズムの開発である.常識判断メカニズムの中核には概念を定義する概念ベースが存在している.概念ベースにおいて概念はそれを説明する概念である属性とその重みにより定義されているが,本稿ではこの概念ベースの重みを概念間の論理関係を用いて決定する方式を提案している.概念ベースを用いて概念間の関連の深さを定量化する関連度を用いた評価実験を行い,提案方式で構築した概念ベースの有効性を示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-03-12
著者
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渡部 広一
同志社大学大学院工学研究科
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河岡 司
同志社大学大学院工学研究科
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小島 一秀
同志社大学工学研究科知識情報処理研究室
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河岡 司
同志社大学
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渡部 広一
同志社大学大学院 工学研究科
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小島 一秀
同志社大学大学院工学研究科
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渡部 広一
同志社大学大学理工学部
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渡部 広一
同志社大学 理工学部
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