頭部動作と手動作の情報を統合した手話文認識システムの開発
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概要
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日本手話は聴覚障害者の重要なコミュニケーション手段の一つである。筆者らは手話から日本語への翻訳を目的とした手話認識技術の開発を進めている。これまで開発した技術では, 入力された手話動作中に表現されている個々の手話単語の認識を行うことができる。手話から日本語への翻訳を行うためには, さらに, 手話文法に基づいて手話単語間の関係を解析する必要がある。日本手話における文法情報の多くは, 表情や頷き等の非手指動作によって伝達されると言われているが、その詳細は不明確な部分が多い。筆者らは非手指動作の一つである頭部動作に着目し, その文法的機能について分析を行った。本稿ではその分析結果について報告する。さらに, 分析結果に基づき, 頭部動作の文法的機能を利用することにより手話単語間の関係を解析する手話文認識法方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2001-08-17
著者
-
坂上 勝彦
産業技術総合研究所
-
佐川 浩彦
技術研究組合新情報処理開発機構
-
坂上 勝彦
産業技術総合研
-
坂上 勝彦
産業技術総合研究所 知能システム研究部門
-
徐 明
科学技術振興事業団
-
竹内 勝
技術研究組合新情報処理開発機構
-
佐川 浩彦
新情報処理開発機構 マルチモーダル機能日立研究室
-
小泉 敦子
新情報処理開発機構 マルチモーダル機能日立研究室
-
竹内 勝
新情報処理開発機構 マルチモーダル機能日立研究室
-
小泉 敦子
(株)日立製作所中央研究所
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