ITRONデバイスドライバ設計ガイドラインの移植性と評価

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概要

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近年の組み込みシステムにおいて,プロセッサにつながる周辺デバイスは多種多様になりつつあり,また開発サイクルも短く,デバイスドライバの再利用性向上が強く望まれている。この様な中,「ITRONデバイスドライバ設計ガイドラインワーキンググループ」では,デバイスドライバの設計指針を示すガイドラインの策定を行っている。ITRONデバイスドライバ設計ガイドラインではデバイスドライバ自体の移植性を確保するための階層化構造を導入している。この階層構造では,デバイスドライバをターゲットシステムのカーネル,プロセッサ,割り込みコントローラ(IRC),デバイスの結線方法により階層分けを行い,デバイスドライバの移植性を向上させている。本稿ではデバイスドライバ設計ガイドラインの概説を行い,デバイスドライバ開発時に良く起るエンディアン問題を通してデバイスドライバの移植性をどのように向上させるかを示す。また実装例を用いて移植性の評価を行う。
2001-03-05

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