クロス開発環境におけるホスト/ターゲット処理一体記述の提案とデバッグ環境への適用(<特集>システムソフトウェアの新しい潮流)
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概要
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組込み機器の開発では,プログラムの開発環境(以下,ホスト)と実行環境(以下,ターゲット)が異なる場合がある.このような環境のテストプログラムは,ターゲット上の情報を用いてホスト上で実行される場合がある.このようなプログラムはデバッガを用いた操作を行う必要があるため本質的でない記述が増大し,また作成者にはデバッガに関する知識が必要となる.この問題に対し我々は,前述のようなホスト上で実行されるプログラムの一部と,ターゲット上で実行されるプログラムを一体に記述することを提案する.この記述の特徴は,一体記述されるホスト上のプログラムが,ターゲット上で実行可能な形式で記述される点にある.本提案により,開発者のプログラム記述量を抑えるとともに,記述を容易にする.本稿では,我々の提案の概要を示す.また具体的に提案をデバッグ環境へ適用し,記述結果の評価を行う.
- 2002-06-15
著者
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